和蘇

和蘇

風が揺らぐ、水が揺らぐ、炎が揺らぐ。厳しい自然、穏やかな自然、その変化、表情は無限。人はその中に抱かれてこそ心身共に癒され蘇る。
自然がもつ表現を愛で文化として育ててきた和風という様式。和の中にこそ日本人の本来の安らぎ、心身の蘇りがあると考えます。
椅子の背は百済観音の衣、浮世絵美人の着物の裾をイメージさせます。和の伝統のなかに美を求めながら、大胆な造形を施し和風のテイストとモダン性を両立させました。